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暑い夏を乗り切ろう!親子でかんたん日焼け対策

暑い夏を乗り切ろう!親子でかんたん日焼け対策

陽射しが強い日は、日焼けが気になりますよね。日焼け止めは種類がとても多く、どれを選べば良いのか迷われる方も多いのではないでしょうか。日焼け止めの選び方や使い方のポイントを、肌育研究所の編集者さんに教えてもらいました。


この記事は約6分で読み終わります。

優子ママ

6歳の息子「そら君」と6か月の娘「らんちゃん」を育てる育児中のママ。自身も敏感肌で悩んでいますが、そら君は、夏は汗による肌トラブル、冬はひどい乾燥肌に悩まされています。らんちゃんは、普段から肌を良くかきむしっていて心配しています。将来、肌トラブルで悩んでほしくないと思い、家族でできる敏感肌のためのスキンケアの方法を探しています。

肌育研究所編集員

肌に関心を持つ人を増やし、より多くの人が肌を健やかに育てていくために、子供から大人まで役に立つ、肌に関する情報を日々発信しています。

紫外線が肌に良くないのはなぜ?

私は肌が弱く、6歳の息子と6か月の娘も肌が敏感です。夏も外で思い切り遊ばせたいと思いますが、子供でも紫外線を浴び過ぎるのは肌に良くないと聞きます。紫外線は肌にどんな影響を与えるのでしょうか?


紫外線は、私たちの目には見えませんが、強いエネルギーを持っている光です。太陽から降り注いで、さまざまなモノや人の体に化学変化を起こします。紫外線を浴びると体内でビタミンDを生成するのを助けたり、病原菌を殺したり(日光消毒)と良い影響がある一方で、肌にダメージを与えてしまうのです。






それが肌に良くないのですね。


そうなんです。ただし、紫外線の肌への影響は日焼けだけでなく、その影響によるシミやシワ、たるみの原因にもなるのです。肌老化の一番の原因は紫外線だといわれています。






紫外線で、シワやたるみができるんですか?!


はい、そうです。地表に届く紫外線は、紫外線A波(UV-A)と紫外線B波(UV-B)の2種類があります。UV-Aは肌の奥の真皮というところまで入りこみ、肌の弾力を保つコラーゲンという繊維を傷つけてしまうので、シワやたるみの原因となるのです。一方、UV-Bは、肌の表面の細胞を傷つけ炎症を起こします。いわゆる日やけ(サンバーン)の主な原因となります。






日焼けしない季節にも、UV-Aを浴びるとコラーゲンが壊されているのでしょうか?


そうですね。UV-Aの量は春先に多く、4月、5月がピークです。






夏だけではなく、春も紫外線対策が必要なんですね。


紫外線は常に降り注いでいますから、一年中対策するのが理想です。UV-Bが強いのは夏で、冬の5倍にもなります。ですから、春から夏にかけては特にしっかり対策していただきたいです。UV-Aはガラスを透過するので、車内や屋内にいるときも対策が必要です。また、紫外線は地面や建物から反射するので、日陰にいても対策は必要です。




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どんな日焼け止めを選んだら良い?

季節によって紫外線の種類や強さが違うなら、必要な対策も違ってくるのでしょうか?


基本的にはどの季節も同じですよ。基本の対策は、日傘や帽子を使用することと日焼け止めを塗ることです。






日焼け止めはたくさん種類がありますよね。選び方を知りたいです。どの製品にも書いてあるSPFやPAって何ですか?


両方とも紫外線から肌を防御する効果の程度を表すものです。SPFは「Sun Protection Factor」の略で、UV-Bの防止効果を表し、数字が大きいほど効果が高くなります。PAは「Protection Grade of UVA」の略でUV-Aの防止効果を表し、「+」の数が多いほど効果が高くなります。






やっぱり、効果が高いものを選んだ方が良いですよね?。


出かける場所や利用シーン、つまり、どこでどう紫外線を浴びるかによって使い分けることをおすすめしています。炎天下を長時間歩いたり、屋外でレジャーやスポーツをしたりする場合は、数値が高いものを使う必要がありますが、それ以外のシーンでは、必要以上に数値の高い日焼け止めを使うのはおすすめできません。数値の高い日焼け止めは落としにくいなど肌に負担がかかり、かえってトラブルの原因になることもありますから、利用シーンに合ったものを使いましょう。。 






ほかにも日焼け止めを選ぶポイントはありますか?


水に強いウォータープルーフタイプか、保湿成分が入っているかなどいくつかありますが、敏感肌の方には、「肌にやさしい成分を使っているか」を特に気を付けていただきたいです。






肌に悪いものもあるのですか?


日本で販売されている日焼け止めは、すべて安全性が確認された成分を使用しているので、危険なものはないでしょう。ただし、日焼け止めに含まれている紫外線防止剤には紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があり、肌への影響が違うのです。






どういう違いがあるのですか?
ほかに注意することはありますか?


紫外線吸収剤は紫外線を吸収して、肌の上で化学反応を起こします。そのため、肌に負担をかけてしまうことがあります。一方、紫外線散乱剤は微小な粉末が肌の上で紫外線を反射・散乱して、日焼けを防ぎます。化学反応を起こさないので、肌への負担が少ないといわれています。






子供と一緒に使うには、散乱剤配合の日焼け止めの方が刺激が少なそうですね。


そうですね。あと、皮膚刺激性テスト(パッチテストやアレルギーテスト)済みであるかも確認してみてください。ただし、全ての方に皮ふ刺激が起きないわけではありませんので、初めて使うときは試し塗りをしてくださいね。 できればサンプルやミニサイズでお試ししていただき、肌に合う製品を選ぶことが大切です。






紫外線散乱剤や吸収剤を使っているかどうかは、どうしたらわかるのでしょうか?


紫外線散乱剤だけを使用している製品は、肌の上で化学反応を起こさないので「ノンケミカル」と呼ばれることがあり、パッケージに「ノンケミカル」と表示されていることがあります。「紫外線吸収剤フリー(無配合)」と表示されていることも多いですね。紫外線散乱剤が入っている製品には、成分に酸化チタンや酸化亜鉛の表記があります。




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使い方で注意することは?

日焼け止めの使い方で注意することはなんでしょう?


まずは、たっぷりの量をムラなく塗ることと、こまめに塗り直すことですね。






子供に日焼け止めを塗るとき、じっとしていないので、ムラなく塗るのが難しいです。


そうです。塗りやすさも日焼け止めの選び方のポイントのひとつです。紫外線吸収剤は透明な液体なので、一般的には紫外線散乱剤を使ったものよりも白くなりにくく伸ばしやすいという特徴があります。最近は、両方入っている製品もありますし、ミルクタイプやジェルタイプなど、使い心地に工夫されたものも揃っています。好みの使い心地で選びましょう。






ムラなく塗ることのほかに、使い方で注意することはありますか?


お出かけ前に塗っただけで安心せずに、2~3時間おきに塗り直してくださいね。汗をタオルで拭いた後なども忘れず塗り直してください。 そして、使用後はやさしくしっかり洗い落としてください。日焼け止めが残っていると肌に刺激となることもありますから。特に、お子様に塗った日焼け止めを落とすときは気を付けてください。






ウォータープルーフのものはクレンジングを使わないといけないですよね?


以前はそうでしたが、最近は「石けんで落とせる」と表示されている製品が増えました。石けんでも良いですが、さっと洗うだけではなく、隅々までしっかり落とすことをおすすめしています。ただし、ゴシゴシ洗ってしまうと肌に良くないので、ていねいに泡立ててからやさしく落としましょう。





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シソラの日焼け止めの特徴は?


敏感肌用のシリーズ「ユースキン シソラ」には、日焼け止めはありますか?


「日焼け止めミルク」として、SPF38 PA+++の『シソラUVミルク』があります。紫外線吸収剤フリーでノンケミカルですが、ミルクタイプのため伸びがよく塗りやすくなっています。皮ふ刺激性試験(アレルギーテスト、パッチテスト、スティンギングテスト)を実施済みの低刺激処方です。






子供と一緒に使用するのに使いやすそうですね。


お客様から「サラサラしていて使い心地が良い」「すーっと伸びて肌への負担が少ない」「子供に使いやすい」といったお声をたくさんいただいております。






夏以外も使ってみようと思います。


紫外線は一年中降り注いでいますので、日差しが強い夏以外にも使用することをおすすめします。また、小さいころから日焼け止めを塗る習慣を付けておくと、お子様の健やかな肌を守ることにつながります。






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まとめ

日焼け止めは紫外線から肌を守るものですが、肌トラブルの原因になってしまうこともあります。肌に合ったものを選び、利用シーンによって使い分けることで、日焼けによる肌トラブルや肌老化を防ぎましょう。



シソラ UVミルク

シソラ UVミルクEX(販売終了品)



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