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頭皮の日焼けで起こるトラブルとは?対策や対処法も紹介

頭皮の日焼けで起こるトラブルとは?対策や対処法も紹介

日差しが強い夏はもちろん、油断しがちな曇りの日や冬でも、紫外線は常に降り注いでいます。しかし、顔や手の紫外線対策は習慣になっていても、頭皮の日焼け対策はつい後回しにしてしまう方は少なくありません。
今回は、頭皮の日焼けで起こりやすい頭皮のトラブルや紫外線対策、日焼け後の対処法について紹介します。
記事公開日:2025年5月8日


この記事は約7分で読み終わります。

頭皮が日焼けすることで起こるトラブル

頭皮は髪の毛に隠れているため、日焼け対策で忘れがちな部位といえます。ここでは、頭皮が日焼けによってどのような影響を受けるのか、詳しくみていきましょう。

フケが出やすくなる

頭皮が日焼けすると、フケが出やすくなるといわれています。フケが出る主な原因は、「頭皮の乾燥」と「皮膚のターンオーバーのサイクルが早まること」です。

頭皮は顔の皮膚に比べて約3倍もの紫外線を浴びるとされています。強い紫外線を浴びた頭皮は炎症を引き起こし、水分を保持する力が低下しやすくなります。必要なうるおいが不足することにより乾燥が進み、フケが生じてしまうことがあるのです。

また、健康な頭皮は、水分と皮脂のバランスがよく、皮膚のバリア機能が正常に働いています。しかし、日焼けによって水分が失われると皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激に敏感になります。その結果、ささいな刺激でもかゆみが生じやすくなり、フケが出やすくなるのです。

加えて、紫外線は頭皮に刺激を与え、皮膚のターンオーバーのサイクルを加速させる可能性があるため、注意が必要です。頭皮は、顔やその他の皮膚と同様に新しい細胞が生成され、表層へと押し上げられ、最終的に角質となって剥がれ落ちるサイクルを繰り返しています。皮膚のターンオーバーのサイクルが通常よりも促進されることで、フケが生じやすくなります。

頭皮が赤くなる

頭皮の日焼けは、肌がやけどをしているのと同じ状態です。皮膚は、強い紫外線にさらされると、その刺激から身を守ろうとして炎症を起こします。この炎症反応により、頭皮の赤みや腫れ、かゆみなどの症状が現われることがあります。

特に、頭皮は顔や体と比べて紫外線対策がおろそかになりがちな部分です。紫外線によるダメージを直接受けやすく、炎症も起こりやすいため注意が必要です。かゆみを我慢できずにかいてしまうと、さらに頭皮を傷つけて炎症を悪化させてしまう恐れがあります。

 

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今すぐ始められる!頭皮の日焼け対策

頭皮が日焼けすると、ヒリヒリとした痛みや赤みを伴うだけでなく、フケが出る可能性が高くなります。そのため、顔や体と同様に、頭皮もしっかりと紫外線から守ることが重要です。ここでは、日常生活で取り入れやすい頭皮の日焼け対策を紹介します。

日焼け止めを使用する

紫外線から頭皮を守るためには、日焼け止めの使用が有効です。最近では、頭皮や髪の毛専用に開発された日焼け止めスプレーもあります。スプレータイプで手を汚さず、簡単に使用できるのが特徴です。特に、紫外線が直接当たりやすい髪の分け目や、髪のボリュームが少ない部分などには、十分にスプレーするようにしましょう。

ただし、日焼け止めは時間の経過とともに、効果が薄れてしまいます。特に、汗をかいたりタオルで拭いたりすると、日焼け止めが落ちやすいため、定期的に塗り直すことが大切です。こまめに塗り直すことで、紫外線を効率よく防ぐ効果が期待できます。

帽子を着用する

外出時の頭皮の日焼け対策として、帽子を着用するのもひとつの方法です。帽子をかぶることで、頭皮が直接紫外線にさらされるのを防ぎ、頭皮の日焼けリスクを軽減できます。

帽子を選ぶ際は、頭皮全体をしっかりとカバーできる形状で、顔への直射日光を遮るツバのついたキャップタイプがおすすめです。サンバイザーは顔の紫外線対策にはなりますが、頭頂部は無防備な状態になりやすいため、避けるほうが賢明です。

ただし、帽子の素材や編み地の密度によっては、完全に紫外線を遮断できないこともあります。頭皮への紫外線をなるべく避けたい場合は、UVカット率99%以上の素材を使用した、目の細かい帽子を選ぶようにしましょう。

日傘を使う

手軽に紫外線対策をしたい場合は、日傘を活用するのもおすすめです。帽子と比べてより広い範囲の紫外線をカットできます。また、国立環境研究所の検証によると、遮熱日傘を使用することで、帽子のみの場合と比較して、汗・皮膚と呼気からの水分喪失の量が約17%も減少することが実証されており、暑さ対策としても有効といえます。

また、一般的に黒色のイメージが強い日傘ですが、最近では日傘の内側がシルバーコーティングされたものなど、黒色よりも高い紫外線カット効果をもつ製品も販売されています。

外出先での急な降雨にも対応可能な晴雨兼用タイプの日傘も増えており、機能性と使いやすさを両立している点が魅力です。

出典:国立研究開発法人 国立環境研究所「日傘利用による効果の定量的検証」

 

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頭皮が日焼けしたときの対処法

頭皮が日焼けしてしまったときは、早めのケアが大切です。ここでは、頭皮が日焼けしたときの対処法について紹介します。

頭皮をしっかり冷やす

頭皮が日焼けした後は、炎症を抑えるために冷やすことが大切です。日焼けは、肌が軽いやけどを負ったのと同じ状態のため、熱をもった頭皮を冷やすことで、炎症の広がりを抑えて痛みやかゆみを和らげる効果が期待できます。

頭皮を冷やす方法としては、ぬるめのシャワーを浴びることがおすすめです。かゆみが強くてつらい場合は、冷たい水で濡らしたタオルを患部に当てたり、保冷剤をタオルに包んで当てたりして冷やし、かかないようにしましょう。

保冷剤を使う場合は、必ずタオルやガーゼに包んでから頭皮に当てることがポイントです。直接氷を長時間当て続けると、冷え過ぎてしまい、頭皮に負担をかける恐れがあります。

また、シャンプー後のドライヤーは、夏であれば冷風や低温設定で髪の毛を乾かすようにしましょう。風量がしっかりしているドライヤーであれば、冷風や低温でも十分に乾かすことが可能です。

頭皮を保湿する

紫外線によって水分を奪われた頭皮は、外部からの刺激を受けやすくなっているため、しっかりと保湿ケアを行い、皮膚のバリア機能をサポートすることが大切です。頭皮の乾燥を防ぐことは、日焼けに伴うかゆみやフケの軽減にもつながります。

保湿ケアには、肌への刺激が少ない頭皮専用のヘアローションを使用するのがおすすめです。乾燥が気になる部分を中心に、やさしくなじませてうるおいを与えましょう。

ただし、頭皮に水ぶくれや傷がある場合、ローションが刺激となり炎症を悪化させる恐れがあります。日焼けによる炎症が強い場合は自己判断せず、早めに皮膚科を受診しましょう。

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頭皮にやさしいヘアケアをする

日焼け後の頭皮は、普段よりも刺激を受けやすい状態です。新陳代謝が活発になり、かゆみを感じやすくなることもあります。そのため、爪を立てて頭皮をかかないように注意しましょう。

頭皮を洗う際も同様に、爪を立てないことが大切です。髪の生え際から頭頂部に向かい、指の腹でやさしくマッサージをするように洗い、汚れを落としましょう。

ドライヤーを使用する際は、頭から20㎝ほど離した場所から風を送り、同じ場所に長時間当て続けないよう乾かすことがポイントです。さらに、かゆみがあるところに熱風を当てると刺激になるので注意しましょう。

また、日焼けの炎症が落ち着いてきたら、頭皮の血行を促す頭皮マッサージもおすすめです。ただし、紫外線にさらされた直後のマッサージや、過度なマッサージは、頭皮に負担をかけてしまう可能性があるため控えましょう。

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生活習慣を整える

頭皮が日焼けすると乾燥が進みやすくなるため、規則正しい生活を送り、体の内側から乾燥対策をすることも大切です。

特に、皮膚のターンオーバーのサイクルを正常に保つためには、栄養バランスのよい食事が欠かせません。髪の主成分となるたんぱく質や、頭皮の健康を維持するために必要なビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。

また、睡眠の質を高めることで、成長ホルモンやメラトニンなど髪の成長に関わるホルモンの分泌を促すことができます。十分な睡眠時間を確保するだけでなく、適度な運動や趣味の時間をもつなど、自分なりのストレス解消法を見つけて、心身ともに健やかな状態を保つように心がけましょう。

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まとめ

頭皮は紫外線対策を忘れがちですが、日焼けしやすい場所です。頭皮が日焼けするとフケが出やすくなったり、赤みがみられたりするため注意が必要です。日焼け止めを使用したり、帽子や日傘などのアイテムを活用したりすることで、日焼け対策をしましょう。

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