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赤ちゃんや子供の寝汗をなんとかしたい!寝汗の理由と対策を紹介

赤ちゃんや子供の寝汗をなんとかしたい!寝汗の理由と対策を紹介

赤ちゃんや子供の寝汗の量が多いと、「こんなに汗をかいて大丈夫なのかな」と不安に思うパパ・ママもいるのではないでしょうか。多量の寝汗は、体の冷えや肌トラブルの原因となるため注意が必要です。この記事では、赤ちゃんや子供が寝汗をよくかく理由と、寝汗が原因で起こる肌トラブルについて解説します。具体的な対策方法も紹介するので、子供の寝汗で困っているパパ・ママは参考にしてみてください。


この記事は約6分で読み終わります。

赤ちゃんや子供が寝汗をよくかく理由

赤ちゃんや子供は、体が小さいにもかかわらず汗腺の数は大人と変わりません。そのため、大人よりも汗腺の密度が高くなります。汗腺の密度が高いことが、服やシーツ、髪の毛がびっしょりと濡れるほど汗をかいてしまう主な理由です。

また、もうひとつの理由として、体温調節機能が大人と比べると未熟な点も挙げられます。体温調節機能が未熟だと気温の影響を受けやすく、「室内の温度が高い」「厚着をしている」といった状況だと体に熱がこもってしまい、すぐに体温が上昇してしまいます。赤ちゃんや子供は汗をたくさんかくことで、体内にこもった熱を放出して体温を下げているのです。

寝汗をかくこと自体に問題はありません。とはいえ、たくさん汗をかいたのにそのままにしていると、体の冷えや肌トラブルの原因になるので注意が必要です。

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寝汗を放置すると「あせも」の原因に

「あせも」は、汗が通る管である「汗管」が詰まることで発生する肌トラブルです。先述したように、赤ちゃんや子供は汗をかきやすいため、多量の寝汗をそのままにしていると、あせもの原因となります。

汗をかくと、汗に含まれている塩分や皮膚に付いたホコリが、汗管をふさいでしまいます。汗管が詰まると、汗がスムーズに排出されずに皮膚の内側にたまってしまうため、あせもができやすくなるのです。

あせもが発生すると、赤色や透明、白色のブツブツができ、その部分にかゆみが生じます。しかし、「かゆい」からといってかくと、あせもの悪化を招く恐れがあるため、かいてしまわないように注意が必要です。

 とはいえ、赤ちゃんや小さい子供にかくのをやめさせるのは難しいので、あせもができたときは、かゆみの原因を取り除いてあげましょう。医薬品のあせも治療薬を塗ってケアをすれば、かゆみを抑えることができます。

また、ブツブツはできていなくても、汗をかいた後の肌が赤く炎症を起こすことがあります。これは、汗に含まれるアンモニアや微量の金属などの成分が刺激となり、肌にヒリヒリした痛みやかゆみ、赤みが生じた状態です。この汗による肌荒れを防ぐには、肌を清潔にし、ローションやクリームなどの保湿剤を使用して、皮膚のバリア機能を高めることが大切です。皮膚のバリア機能には、紫外線や花粉、ホコリなどの外部刺激から肌を守るはたらきがあります。

 そのため、皮膚のバリア機能が低下すると肌が敏感になるため、少しの刺激でもかゆみが出やすくなります。特に入浴後は皮脂が失われて肌が乾燥しやすいので、赤ちゃんや子供の肌をしっかりと保湿して、皮膚のバリア機能の低下を防ぎましょう。




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子供の寝汗対策

先述したとおり、赤ちゃんや子供の寝汗をそのままにしておくと、あせもなどの肌トラブルにつながることがあります。肌トラブルを防止するためにも、パパ・ママは、赤ちゃんや子供が多量の寝汗をかかない環境に整えてあげることが大切です。
ここからは、赤ちゃんや子供の寝汗対策について紹介します。

寝汗をかかない環境を整える

赤ちゃんや子供が寝汗をかかないように、睡眠環境そのものを整えましょう。寝汗の量が多いようなら、室内の温度が高いのかもしれません。もしくは寝具や衣類の素材が厚手なため、赤ちゃんや子供が暑さを感じている場合もあります。

エアコンをつけているなら、室温のこまめな調整を行います。赤ちゃんや子供が汗をびっしょりとかいていたり、寝苦しそうにしていたりする場合は、設定温度を少し下げて様子を見ます。しばらく経ったらまた様子を見て、「まだ暑そうなら少し室温を下げる」「寒そうなら温度を上げる」など、室温をこまめに調整してあげましょう。

また、寝具や衣類を薄手のものにするのもおすすめです。特に冬は寒いため、厚手の布団やブランケットを被せたり、厚手の素材のパジャマなどを着せたりすることも多いですが、これらが原因で寝汗をびっしょりとかいているケースもあります。

冬の間も寝汗の量が多いようなら、パジャマを薄手のものにして、ブランケットなどで寒暖を調整すると良いでしょう。

寝汗をかかない環境づくりは、室温、衣類、寝具の見直しがポイントです。

そのほか、外気温が室温に与える影響にも注意しておきましょう。赤ちゃんや子供が寝付いたときはちょうど良い室温でも、夜中になると温度が上がったり、逆に下がったりすることがあります。外の気温変化に合わせて、エアコンの温度調整を行うことも、赤ちゃんや子供の快適な睡眠につながります。

パジャマが濡れていたら着替えさせる

ここまで何度も紹介しましたが、赤ちゃんや子供が寝汗で濡れたパジャマのまま眠り続けていると、体の冷えやあせもの原因になります。パパ・ママは、赤ちゃんや子供をできるだけ早く着替えさせてあげましょう。パジャマが寝汗でびっしょりと濡れていることに気付いたら、濡れたパジャマを脱がせて、やさしく汗を拭き取り、着替えさせます。

汗でシーツも湿っているようなら、取り替えるか、湿ったシーツの上にバスタオルなど敷くと良いでしょう。せっかくパジャマを着替えてもシーツが濡れたままでは、結局またパジャマも濡れてしまうので、シーツの状態もチェックすることが肝心です。

背中や頭の下に汗取りパッドやタオルを敷く

寝汗対策として、汗取りパッドやタオルを利用することもおすすめです。汗でびっしょり濡れやすい背中の下に汗取りパッドやタオルを敷くと、寝汗がそのまま吸収されるので便利です。赤ちゃんや子供が寝汗をかいた後は、濡れたパッドやタオルをそっと抜くだけで良いので手間がかかりません。

 パジャマを着替えさせるときのように、寝ている子供を起こす必要がないのもメリットです。子供を寝かせたまま、そっとパッドやタオルを抜いて交換するだけで完了します。

汗取りパッドは背中に敷いても違和感のない素材のものや、寝返りを打ったときもズレにくいように工夫されているものもあります。タオルなどの代用品でうまくいかないときは汗取りパッドを選ぶのがおすすめです。

また、見落とされがちですが、赤ちゃんや子供は頭にも寝汗をかきます。体が寝汗でびっしょりとしているときは、髪の毛も汗で濡れていることが多いです。

頭の寝汗対策として、頭の下にもタオルを敷いてあげましょう。このときに注意したいのが、タオルが顔にかからないようにすることです。タオルが顔にかかると、呼吸を妨げてしまうことがあるため、注意してあげてください。

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まとめ

赤ちゃんや子供が寝汗をかくこと自体に問題はありません。しかし、寝汗をたくさんかいてしまうと、体の冷えやあせもなどの肌トラブルにつながるため注意が必要です。

今回紹介したように、子供の寝汗が多いようであれば、まずはエアコンで室温を調整してみましょう。薄手の寝具やパジャマも寝汗対策に有効です。特に赤ちゃんや小さい子供は自分の意思を伝えることができないので、「寝苦しそうにしていないか」「寝汗の量が多くないか」など、パパ・ママがこまめに状態を確認してあげることが大事です。

多量の寝汗をかかない睡眠環境に整えると、赤ちゃんや子供の肌トラブルを予防できるだけでなく、快適な睡眠にもつながります。パパ・ママは、本記事の内容を参考に、子供にとって最適な寝汗対策を行ってみてください。

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