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ニキビと吹き出物の違いは?原因と対処法を徹底解説

ニキビと吹き出物の違いは?原因と対処法を徹底解説

顔にできたプツプツを見て、「これはニキビ?それとも吹き出物?」と迷った経験はありませんか?どちらも似たような見た目ですが、実は原因やケア方法には少し違いがあります。
今回はニキビと吹き出物の違いをはじめ、考えられる原因や正しい対処法までを詳しく解説します。自分の肌トラブルを見極めて、適切なケアを行いましょう。
記事公開日:2025年10月17日


この記事は約8分で読み終わります。

ニキビと吹き出物の違いとは?

ニキビと吹き出物は、どちらも医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる同じ皮膚疾患に分類されます。しかし、発生する年代や原因の傾向、できやすい部位、治りやすさなどに違いがあり、その違いから一般的に呼び分けられているのが実情です。

見た目が似ているため混同されがちですが、特徴を正しく理解することで、より効果的なケアや予防につながります。

ニキビとは

「ニキビ」とは、主に10代~20代前半の思春期にできやすい皮膚トラブルの一種です。皮脂分泌が盛んな額や鼻などのTゾーンにできやすいのが特徴です。

思春期はホルモンバランスの変化によって皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビが発生しやすくなります。

しかし、思春期を過ぎると皮脂の分泌量も減少するため、自然に落ち着いていく傾向にあります。

吹き出物とは

「吹き出物」とは、一般的に20代以降にできるニキビのことを指し、「大人ニキビ」とも呼ばれることがあります。思春期のニキビと異なり、頬や口周り、あごなど乾燥しやすいUゾーンにできやすいのが特徴です。

主な原因は皮膚のターンオーバーの乱れで、古い角質が毛穴に溜まりやすくなり、皮脂や汚れと混ざって詰まりを起こすことで炎症が生じます。

皮膚のターンオーバーが乱れる要因として、生活習慣の乱れ、乾燥、ストレス、間違ったスキンケアなどがあります。

思春期のニキビに比べて治りにくく、繰り返しやすいのが吹き出物の特徴です。

 

 

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ニキビ・吹き出物ができるメカニズム

ニキビも吹き出物も、基本的には次のようなメカニズムで発生します。

(1) 毛穴が詰まる
(2) 毛穴内部に皮脂や老廃物が溜まる
(3) 皮脂を栄養源とするアクネ菌が増殖し炎症を起こす

皮膚のターンオーバーが乱れると古い角質が毛穴に蓄積し、さらに皮脂の過剰分泌が重なることで毛穴が詰まりやすくなります。詰まった皮脂はアクネ菌の格好の栄養源となって増殖し、炎症へと進行するのです。

ニキビには進行度に応じて次のような種類があります。

・白ニキビ:初期段階。皮脂が毛穴に詰まっている状態
・黒ニキビ:毛穴に詰まった皮脂が空気に触れて酸化し、黒くなった状態
・赤ニキビ:白ニキビや黒ニキビが悪化し、炎症が起こっている状態
・黄ニキビ:赤ニキビがさらに悪化し、膿を持った状態


ニキビの種類と対処法について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
「芯のあるニキビができたときの対処法は?NG行為も紹介」

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ニキビ・吹き出物を引き起こす要因

ここでは、ニキビや吹き出物を引き起こす要因について解説します。

適切な洗顔と保湿ができていない

基本的なスキンケアである洗顔や保湿が不十分、あるいは方法を誤っていると、ニキビや吹き出物の発生・悪化を招く要因となることがあります。

・洗顔
過剰な回数の洗顔や強いこすり洗い
は、皮膚のバリア機能を低下させ、乾燥や皮脂の過剰分泌を引き起こしてニキビや吹き出物ができやすくなります。

また、熱いお湯で洗顔すると必要な皮脂まで落としてしまい、肌の乾燥やターンオーバーの乱れを招くことがあります。反対に、洗顔で汚れや皮脂を十分に落とせていない場合も、毛穴詰まりの原因になりかねません。

・保湿不足
洗顔後の保湿が不十分だと肌が乾燥し、不足した水分を補おうとして皮脂分泌が過剰になり、ニキビや吹き出物の発生リスクが高まります。肌に合った化粧水や乳液などで水分と油分を補い、しっかり保湿することが大切です。

 

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顔に触れるものが清潔でない

無意識にニキビや吹き出物に触れるクセがあると、雑菌が付着して悪化させる原因になります。

さらに、清潔でない寝具やスキンケア道具の使用も雑菌繁殖の一因です。枕カバーやシーツを長期間洗わない、メイク用のパフやブラシの手入れを怠る、顔剃りに使うカミソリが汚れているといったことが、ニキビや吹き出物の発生・悪化につながります。

生活習慣が乱れている

日々の食事や睡眠、ストレス管理など、生活習慣の乱れはニキビや吹き出物を招く大きな要因です。肌は内側からの影響を受けやすいため、毎日の習慣を整えることがニキビや吹き出物などの肌トラブル予防につながります。

・食事
栄養バランスの偏った食事
が続くと、肌の健康を保つために必要な栄養が不足し、皮脂分泌やターンオーバーに影響を及ぼして吹き出物が出やすくなります。

・睡眠
睡眠中には皮膚の修復を促す成長ホルモンが分泌されるといわれています。慢性的な睡眠不足はこの働きを妨げ、毛穴詰まりや炎症が起きやすい状態をつくってしまいます。

・ストレス
ストレスが長く続くと自律神経のバランスが崩れ、肌のターンオーバーのリズムも乱れます。そうすると、古い角質が毛穴にたまりやすくなります。その結果、毛穴詰まりを起こしやすくなり、ニキビや吹き出物ができやすい状態を招いてしまうのです。

また、ストレスは男性ホルモン(アンドロゲン)を増加させ、皮脂の分泌が過剰になることがあります。過剰な皮脂は毛穴の詰まりを引き起こし、ニキビや吹き出物の発生・悪化につながる要因となります。

ホルモンバランスが乱れている

ホルモンバランスの乱れも、ニキビや吹き出物を引き起こす大きな要因のひとつです。

「ニキビ」は、思春期に男性ホルモン分泌が急増し、皮脂の分泌が過剰になることでできやすくなります。

一方、「吹き出物」は、女性の生理前に分泌が増える黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、皮脂の量が増加し、毛穴が詰まりやすくなることから発生することがあります。

 

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ニキビ・吹き出物が出た場合の対処法

ニキビや吹き出物は、自己流でケアすると悪化・再発しやすい肌トラブルです。

ここでは、「スキンケア」「生活習慣の見直し」「皮膚科での治療」という3つの観点から、基本的な対処法を紹介します。

基本のスキンケアを意識する

スキンケアでは、正しい洗顔や保湿に加えて、肌に刺激や雑菌を与えない環境づくりが重要です。以下のポイントを意識してケアしましょう。

正しい方法で洗顔する

洗顔は、できるだけ肌を刺激せずにやさしく行うことが大切です。特に吹き出物は乾燥が原因となりやすいため、過剰な洗顔や皮脂の取りすぎに注意しましょう。

洗顔は一日2回(朝・晩)を基本とし、それ以上の洗顔は控えましょう。洗顔料はしっかりと泡立て、肌をこすらず泡で包み込むように洗います。お湯の温度は30~35℃程度のぬるま湯が理想です。

適切に保湿する

洗顔後は肌が乾燥しやすいため、できるだけ早めに保湿しましょう。まず化粧水で水分を補い、その後に乳液やクリームなどで油分をプラスして水分の蒸発を防ぎます。

保湿剤は、低刺激のものやノンコメドジェニックテスト済み(ニキビができにくいことを確認したテスト)のものがおすすめです。

ニキビがある場合は油分が少なく、さっぱりとしたタイプが適しています。

吹き出物がある場合は、肌荒れ防止成分や抗炎症・抗酸化成分を含む保湿力の高いものを選ぶとよいでしょう。

 

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顔に触れるものは清潔を保つ

枕カバーやシーツ、メイク用のブラシやパフ、タオルなど、顔に直接触れるものは清潔にしておくことが大切です。肌を清潔に保っていても、触れるものが不衛生だと雑菌が繁殖し、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

また、ニキビや吹き出物があると、無意識に手で触れてしまいがちですが、手指の汚れや雑菌によって炎症が悪化することもあります。できるだけ触れないよう意識することが予防につながります。

生活習慣を見直す

食事・睡眠・ストレス管理といった生活習慣を整えることで、肌トラブルを防ぎやすくなります。

栄養バランスのよい食事を心がける

栄養バランスのよい食事を意識し、特にビタミンB群(B2・B6)、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維など肌の健康をサポートする栄養素を積極的に摂りましょう。

一方、糖質や脂肪分の多い食べ物、香辛料・カフェインなど刺激の強い食品はニキビや吹き出物を悪化させる可能性があるため、摂りすぎに注意が必要です。

質のよい睡眠を取る

睡眠中は皮膚のターンオーバーが活発になるため、十分な睡眠が取れていないと肌の回復が遅れ、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

なかなか寝付けない、眠りが浅い場合は、日中~夕方に軽い運動を取り入れるなど睡眠リズムを整える工夫をしてみましょう。

また、就寝直前の食事やカフェイン摂取は眠りを妨げるため、夕食は就寝の3時間前まで、カフェインは就寝の4~5時間前から控えることがおすすめです。

ストレスはこまめに発散する

ストレスが蓄積すると、自律神経が乱れて男性ホルモンの増加や皮脂の過剰分泌、さらに皮膚のターンオーバーの乱れを招くため、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

適度な運動や趣味、リラックスできる時間を確保するなど、自分に合った方法でこまめにストレスを発散することが大切です。

皮膚科を受診する

セルフケアで改善が見られない場合や、赤ニキビ・黄ニキビなど炎症が進んでいる場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

専門的な治療を受けることで、症状の悪化を防ぎ、ニキビ跡のリスクを軽減することが期待できます。

 

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まとめ

ニキビと吹き出物は医学的には同じ疾患に分類されますが、主に思春期にできるものをニキビ、20代以降にできるものを吹き出物と呼びます。

それぞれができる場所や特徴には違いがあるため、自分の肌状態に合わせたケアをするためにも理解しておくことが大切です。

まずは洗顔・保湿といった基本のスキンケアを見直し、食事・睡眠・ストレス管理など生活習慣を整えましょう。セルフケアで改善しない場合や症状が進行している場合は、早めに皮膚科を受診し、適切な治療を受けるのがおすすめです。

日々のケアと生活習慣の見直しが、ニキビや吹き出物の予防・緩和につながります。

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