乾燥肌の特徴と原因

乾燥肌は「肌がカサつく」「粉をふく」といった目に見えるトラブルとして現れるため、自覚しやすい肌質です。しかし、その状態の背景には皮脂や水分量の不足、さらに生活習慣や環境による影響が大きく関わっています。
ここでは、乾燥肌がどのような状態なのか、そしてその原因について詳しく解説します。
乾燥肌とは
乾燥肌とは、
皮脂の分泌量が少なく、水分保持力も低下している状態を指します。肌の表面はバリア機能が弱まり、外部刺激を受けやすくなっているため、カサつきや肌荒れが起こりやすくなるのが特徴です。
鏡をのぞいたときに、顔に白い粉が吹いたように見えることがあります。また、洗顔後に肌がつっぱって不快感を覚えるのも、乾燥肌によくある特徴です。触れたときにザラつきを感じたり、化粧ノリが悪く見えたりすることも多いです。
さらに乾燥が進行すると、
キメが乱れてくすみが目立つようになったり、些細な刺激でもかゆみを感じたりすることがあります。
見た目の印象にも大きく影響を与えるため、早めに原因を知り対策することが大切です。
乾燥肌の原因
乾燥肌は「体質だから仕方ない」と思われがちですが、実際にはいくつかの要因が重なって起こります。主な原因を4つに分けて見ていきましょう。
空気の乾燥
冬場やエアコン使用によって、
空気中の湿度が低下すると、皮膚の水分が奪われやすくなります。湿度が下がることによって角層(皮膚の最も外側の層)から水分が逃げやすくなり、その結果肌のバリア機能が乱れやすくなります。
また、気温や湿度が低くなると皮脂や汗の分泌も減少し、肌の表面を守る皮脂膜が薄くなるため、肌のうるおいが保ちにくくなります。
紫外線
紫外線は一年中降り注いでおり、肌の表面にある角層にダメージを与えます。この影響で、角層の細胞の並びが乱れ、水分を保つ力が低下してしまいます。
本来、角層は外部の刺激から肌を守り、水分の蒸発を防ぐ「バリア機能」を担っていますが、紫外線を浴び続けることでこのバリア機能が弱まり、肌内部の水分が逃げやすくなるのです。
その結果、乾燥だけでなく、ゴワつきや肌荒れといったトラブルが起こりやすくなります。
間違ったスキンケア
クレンジングや洗顔の際に肌を強くこすることは、乾燥を引き起こす大きな原因となります。このような習慣は、肌に本来必要なうるおい成分や皮脂まで洗い流してしまい、バリア機能の低下につながります。
また、
熱いお湯での洗顔も肌への刺激となるだけでなく、皮膚に必要なうるおい成分や皮脂を過剰に洗い流してしまうため、乾燥を悪化させる原因になります。
生活習慣の乱れ
睡眠不足や栄養バランスの偏り、などの生活習慣の乱れやストレスの蓄積は、肌の健康に大きく影響します。
特に睡眠が不足すると、皮膚のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)が乱れやすくなり、肌の修復やバリア機能の回復が不十分になりがちです。
また、皮膚の健康に必要な栄養素が不足すると、肌が本来の働きを保ちにくくなり、乾燥を招く一因になる可能性があります。
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乾燥肌向けのクリームの選び方

乾燥肌のケアでは、スキンケアの最後に使う「クリーム選び」が重要です。なぜなら、乾燥によって角層の働きが弱まり、肌を守る力が低下してしまうからです。
角層には、肌のうるおいを保つ「保湿機能」と、外的刺激から肌を守る「バリア機能」があります。
しかし、乾燥が進むと角層の機能がうまく働かず、外部刺激に弱くなり、カサつきや肌荒れが悪化しやすくなります。
この悪循環を防ぐためには、角層にしっかりとうるおいを届け、肌表面を保護することが大切です。毎日のスキンケアの仕上げに保湿力の高いクリームを使うことで、うるおいを閉じ込め、長時間キープすることができます。
クリームに含まれる主な保湿成分として、ヒアルロン酸やグリセリン、セラミド、アミノ酸、スクワランなどがあります。クリームを選ぶときは、成分表示をチェックして、自分の肌に合ったものを取り入れましょう。



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クリームの効果的な使い方

クリームは、成分だけでなく日々の使い方にも気を配ることが大切です。使用量の目安を守り、肌にやさしくなじませることで、保湿力をより活かしやすくなります。
ここでは、クリームをスキンケアに取り入れる際の効果的な使い方を紹介します。
使用量の目安を守る
クリームは多すぎても少なすぎても十分に活かせないことがあります。基本的には、製品ごとの使用説明を確認するのが良いでしょう。特に記載がない場合は、
顔全体で「パール1個分程度」が目安とされています。
量が少なすぎると肌に広がりにくく、摩擦による刺激につながることがあります。一方、多すぎるとベタつきが残り、メイクがよれやすくなることがあります。
まずは
適量を意識し、自分の肌の状態や季節に合わせて少しずつ調整してみるのがおすすめです。
やさしく塗布する
クリームを塗るときに大切なのは「力を入れすぎないこと」です。強くこすったり、すり込むように塗ったりすると、摩擦によって肌を刺激し、乾燥や赤みにつながることがあります。
正しい手順は次の通りです。
1.化粧水や乳液などで肌を整えた後に、仕上げとしてクリームを使う。
2.適量を手に取り、両頬・額・鼻・あごの5か所に置く。
3.頬などの広い部分から、顔の中心から外側に向かって、さらに下から上へ向かうようにやさしく広げていく。
最後に、手のひら全体で顔を包み込むように押さえながらなじませると、肌になじみやすくなり、うるおいを感じやすくなります。
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乾燥肌におすすめのクリーム
乾燥肌のケアには、安心して使える保湿クリームを選ぶことが大切です。
ここでは、ユースキン製薬の代表的な保湿クリームをご紹介します。保湿力や使いやすさにこだわった製品で、乾燥肌をうるおいのある健やかな状態へ導きます。
ユースキン シソラ
「ユースキン シソラ」は、
敏感肌の方におすすめの保湿クリームです。
無香料・無着色・低刺激性で、皮膚刺激性テスト済みの製品です。※(ただし、全ての方に皮ふ刺激が起きないわけではありません。)
肌荒れ防止有効成分(抗炎症成分)としその葉エキス配合で、乾燥によるかゆみや赤みを防ぎながら、肌をやさしくうるおします。
ラインナップは、以下の通りです。
■しっとりタイプ
すーっとなじんで、しっとりうるおす白色の保湿クリームです。
・シソラ クリームチューブ(38g)
・シソラ クリームボトル(110g)


■さっぱりタイプ
すーっとなじんで、さらっとうるおす乳白色の保湿ローションです。
・シソラ ローションポンプ(170ml)


▼ユースキン シソラシリーズのブランドサイトはこちら



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まとめ
乾燥肌は生活習慣や環境の影響も大きいため、日々のスキンケアに自分に合ったクリーム選びと使い方を取り入れることが大切です。保湿成分を意識しながら、肌のバリア機能を整え、うるおいをキープしていきましょう。
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しっとりとした使用感の 白色の保湿クリーム【シソラ クリーム】


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さらっとした使用感の 乳白色の保湿ローション【シソラ ローション】


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