季節の変わり目に全身がかゆい!その理由は?
全身にかゆみがある場合、肌が乾燥していると考えられます。特に空気が乾燥する季節の変わり目や冬は肌が乾燥しやすく、それによってかゆみが生じることが多いです。
肌の乾燥は、進行すると乾燥性皮膚炎(皮脂欠乏性湿疹)という皮膚疾患になることもあり、強いかゆみや赤みが生じることがあります。乾燥性皮膚炎は季節の変わり目や冬に起きやすい皮膚疾患です。もし、全身に強いかゆみが生じているなら乾燥性皮膚炎になっているのかもしれません。
全身にかゆみが生じる他の原因として、アトピー性皮膚炎も挙げられます。アトピー性皮膚炎は症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返すものですが、季節の変わり目などのタイミングで症状が悪化してかゆみが増すことがあります。
ほかにもさまざまな原因でかゆみは生じるので、かゆみの状態がひどい場合は皮膚科を受診するのがおすすめです。
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肌がかゆくなる季節ごとの要因
季節によって肌がかゆくなる要因は異なります。肌がかゆいときに考えられる要因を、「春・夏」「秋・冬」「季節の変わり目」に分けて紹介します。当てはまる点がないか確認してみましょう。
春・夏
春や夏の季節は、
花粉やアレルゲン、紫外線などの外的要因によって肌が刺激を受け、かゆみを引き起こす要因となります。
花粉症の症状として代表的なものには、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどがありますが、実は肌荒れも花粉症の症状のひとつです。花粉の季節に、肌がかゆい、湿疹ができるといった症状が見られるなら、花粉に対するアレルギー反応の可能性があります。
また、春・夏は暖かくなる季節で、
汗をかく機会も増えることでしょう。汗に含まれる塩分やアンモニアといった成分は肌に刺激となり、それがかゆみを引き起こす要因となることもあります。
秋・冬
秋は、
夏の紫外線の影響によって皮膚のバリア機能が低下しており、肌が乾燥しやすく、刺激を受けやすい状態です。加えて、
秋冬は空気が乾燥しているため、肌の水分も奪われて乾燥しやすくなります。
秋冬になると肌がかゆくなる、全身がかゆいという方は、肌の乾燥が原因であることが多いでしょう。
季節の変わり目
季節の変わり目は、
気温の変化が大きく、肌の状態が不安定で敏感になりがちです。加えて、
空気の乾燥や花粉の影響を受けやすい時期でもあり、肌がかゆくなりやすいタイミングといえるでしょう。
また、皮脂が過剰に分泌されるなど
皮脂トラブルが起きやすく、肌荒れが生じやすいため、それが原因で肌がかゆくなることもあります。
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季節の変わり目に全身がかゆいときの対処法
季節の変わり目で肌がかゆいとき、間違った対処法をしてしまうと、症状が悪化することがあります。
では、どのように対処すると良いのでしょうか?全身がかゆいときにおすすめの対処法を紹介します。
かきむしらない
肌がかゆいと無意識のうちにかいてしまうことがありますが、かきむしるのはやめましょう。患部をかきむしると、
皮膚のバリア機能が低下して、さらにかゆみの症状がひどくなってしまう恐れがあります。
肌がかゆいときは、かくことはもちろん、肌をこする、たたくなどの刺激を与えないように注意しましょう。
入浴で刺激しすぎない
入浴時の肌のケアの方法によっては、肌のかゆみを悪化させてしまうこともあります。入浴時も、できるだけ肌を刺激しないように工夫しましょう。
気を付けたいポイントは以下のとおりです。
・体をゴシゴシこすらない
ゴシゴシこすってしまうと、
肌表面を傷つけたり、肌のうるおいに必要な皮脂まで落としたりしてしまうことがあります。肌の乾燥対策として、肌をこすらないように注意しながらやさしく洗いましょう。
・低刺激性の石けんやボディソープを使う
洗浄力が高い石けんやボディソープを使うと、肌が乾燥しやすく、刺激になることもあります。全身がかゆいときは、肌にやさしい低刺激のものを使いましょう。
・熱いお風呂に長時間入らない
熱いお湯に長時間入ると肌の乾燥が促されるので、肌のかゆみが強くなりやすいです。
お湯の温度は少しぬるめに設定し、長風呂を避けることを意識しましょう。
・タオルで拭くときもやさしく押さえるようにする
お風呂上がりにタオルで水分を拭くときも刺激しないように、やさしく水分を押さえるようにして拭きましょう。
スキンケアで肌を保湿する
肌をしっかりと保湿して、乾燥から守ることも大切です。
スキンケアに使用したいのが、肌に水分を与える化粧水やローション、加えて肌に油分を与える乳液やクリームなどのアイテムです。
まずは入浴後の肌に、化粧水やローションを浸透させましょう。
たっぷりと使用するのがポイントで、乾燥しやすい部分は重ねづけすることをおすすめします。
水分を浸透させたら、その上から乳液やクリームなど油分の多いアイテムを重ねましょう。そうすることで、肌に与えた水分が蒸発するのを防ぐことができます。
症状が治まらない場合は、市販薬で緩和する
かゆみがひどい場合は、市販薬を使用し、症状の緩和に努めます。
また症状が長引いたり、悪化していたりする場合は、医療機関に相談しましょう。
皮膚科では全身のかゆみの原因を診断し、原因や症状に合った薬を処方してもらうことができます。また、
普段の生活でできる対処方法やかゆみを予防する方法についてアドバイスも受けられるでしょう。
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かゆみ対策にはまずは乾燥肌の改善に努めよう
先述のように、肌の乾燥がかゆみを引き起こす要因となります。つまり、乾燥肌が改善されると、肌のかゆみは治まることが多いということです。
乾燥肌の改善を目指して、以下のことを実践してみましょう。
バランスの取れた食事をする
食べるものが肌の材料となるので、栄養バランスの良い食事を摂ることは大切です。
特に、
肌の材料になるタンパク質、皮膚のターンオーバーを促進して肌の乾燥を防ぐビタミンB群は意識して摂取しましょう。ビタミンB群は、豚肉やレバー、大豆製品などに多く含まれているため、毎日の食事に取り入れやすいでしょう。
また、花粉症などのアレルギーによるかゆみの予防には、
乳酸菌などの発酵食品を摂るのがおすすめです。キムチや味噌、ヨーグルトなどの発酵食品を摂取することを意識してみましょう。
紫外線対策をする
紫外線は肌の刺激になるほか、皮膚のバリア機能にダメージを与えて乾燥肌などの原因となります。
紫外線の強い季節は
日傘を差すなどして、できるだけ紫外線を浴びないようにしましょう。また、
日焼け止めを使うのもおすすめの方法です。
適度に運動する
運動をして体全体の血の巡りが良くなると、
皮膚のターンオーバーの促進にもつながります。肌のためには適度に運動することが必要です。
運動で汗をかくことは、乾燥肌にも良いとされています。皮脂と汗が混じり合ってできる
皮脂膜には、肌のうるおいを守るバリア機能の役割があるため、肌の乾燥防止につながるのです。
日頃から運動をする機会がほとんどないなら、継続しやすいウォーキングなど軽い運動を習慣にしてみましょう。
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まとめ
肌がかゆいと、勉強や仕事に集中できないほか、睡眠不足になることもあります。かゆみにはさまざまな原因が考えられますが、季節の変わり目にかゆみがあるなら肌の乾燥が原因であることが多いです。
全身にかゆみがあるなら、本記事で紹介した対処法や予防法を参考に対策を講じてみましょう。症状がひどい場合、またセルフケアでは改善しない場合は、皮膚科を受診することをおすすめします。
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