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敏感肌におすすめの洗顔料は?選び方や正しい洗い方

敏感肌におすすめの洗顔料は?選び方や正しい洗い方

肌が敏感な状態になると、ささいな刺激で肌トラブルが起きやすくなります。毎日の洗顔にも気をつかう方は多いのではないでしょうか。正しい洗顔方法を理解して、しっかりお手入れしましょう。この記事では、敏感肌の特徴やデリケートな状態のときの洗顔の方法を詳しく紹介します。あわせて洗顔料の選び方についても解説しているので、敏感肌の方も毎日のスキンケアで健やかな肌を目指しましょう。



この記事は約8分で読み終わります。

敏感肌は洗顔で刺激を受けやすい?


顔を洗うときに、顔の皮膚がヒリヒリしたり赤くなったりして悩んでいる敏感肌の方は多いのではないでしょうか。洗顔は、日々のスキンケアのなかでも肌が摩擦を受けやすい工程です。敏感肌の方は特に刺激を受けやすいため注意しましょう。

肌が過敏になっているからといって、洗顔をおろそかにするのはNGです。毎日の洗顔は、汚れや古い角質、余分な皮脂を洗い流すために欠かせません。

皮膚の汚れは、毛穴詰まりをはじめとする肌トラブルを引き起こす原因のひとつです。放置すると敏感肌の症状が悪化しやすいので、デリケートな状態のときほどよりていねいに、しっかりと顔を洗うように心がけましょう。

顔を洗うときは、肌に合った洗顔料を使うことが大切です。水やお湯だけでは、メイクや皮脂といった油汚れは落としきれません。刺激が気になるときでも洗顔料を使って、念入りに汚れを洗い流しましょう。

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敏感肌におすすめの洗顔料の選び方


皮膚の汚れを落とすためには、洗顔料は欠かせません。その一方で、洗浄力の強い洗顔料はデリケートな肌を刺激してしまうため、肌に合った洗顔料をしっかり選ぶ必要があります。

ここでは、敏感肌の方が洗顔料を選ぶときのポイントを紹介します。

敏感肌に合った洗顔料の種類か

洗顔料の剤型には、いくつかの種類があります。そのなかでも敏感肌におすすめなのは、次の3種類です。しっかり泡が立つ、肌に負担をかけにくい洗顔料を選びましょう。

・クリーム(フォーム)タイプ
洗顔料の中でも定番のタイプで、泡立てやすく、使い勝手もよいのが特徴です。製品のバリエーションが多く、肌質や目的に合わせて選びやすいでしょう。

・泡タイプ
ポンプボトルをプッシュすると泡で出てくる洗顔料です。泡立てる手間がないので、スピーディーに洗顔できます。

・固形石けん
洗浄力に優れているのが特徴です。比較的肌にやさしいタイプのものが多く、特に透明タイプの固形石けんは保湿成分が多く配合されており、肌への負担が少ないといわれています。

「敏感肌用」と書かれているか

洗顔料を選ぶのに迷ったら、パッケージに「敏感肌用」と記載されたものを選びましょう。デリケートな肌向けに開発されているので、比較的刺激が少なめです。

合成香料や合成着色料が入っていない洗顔料かどうかも注目しましょう。肌刺激の少なさを判断するうえでのポイントのひとつになります。

あわせて、パッチテストやアレルギーテストの実施の有無のチェックも大事です。ただ、テスト済みだとしても、すべての方が問題なく使えるとは限りません。顔に使用する前に手首や肘の裏側など、皮膚の柔らかいところでパッチテストをしてから使うようにしましょう。

保湿成分が入っているか

敏感肌の原因のひとつが乾燥であるといわれています。肌の乾燥を感じやすい方は、保湿成分が含まれているものを選ぶのがおすすめです。

肌のうるおいが保たれていると、紫外線や摩擦などの刺激から守ってくれます。製品のパッケージを確認し、肌に水分を補うものや、水分の蒸発を防ぐ成分が含まれているかを確認してみてください。

肌に刺激となる成分が入っていないか

肌が敏感な状態なときは、洗顔料も低刺激なものを選びましょう。例えば、泡立ちのよい洗顔料のなかには、スクラブ入りのものもあります。スクラブはざらざらとした粒子でさっぱりと汚れを落とせるものの、肌に刺激を与える恐れがあるため、敏感肌の方は避けたほうがよいでしょう。

ほかにも、エタノールやメンソールなどの清涼成分も肌に刺激を与える可能性があるので、避けた方が良いでしょう。

また、洗浄力が強いことが多い「毛穴詰まり対策用」の洗浄料も、敏感肌の方は避けた方が良いでしょう。




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敏感肌が気を付けたい洗顔のポイント


引き続き、敏感肌で肌がデリケートになっているときの洗顔方法をみていきましょう。

肌にやさしい洗顔料を使うときでも、肌を刺激しないように洗うことが大切です。洗顔の仕方によっては肌の乾燥が進み、敏感肌の症状が悪化するため、正しい手順を覚えておきましょう。

1.手を洗ってからぬるま湯で顔を濡らす

洗顔する際は、清潔な手で行うのが基本です。洗顔の前に手をきれいに洗いましょう。目には見えなくても、手には皮脂汚れをはじめとするさまざまな汚れが付着しています。

手を洗ったら、次にぬるま湯で顔を濡らします。ここで、肌の表面に付着している汚れをざっと洗い流しましょう。

洗顔には、熱くも冷たくもないぬるま湯を使うのがポイントです。さっぱりするからと熱いお湯で洗うと、皮膚にとって必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

必要以上に皮脂を取り除いてしまうと皮膚が乾燥する原因につながるため、必ずぬるま湯を使いましょう。

2.しっかり泡立てる

予洗いをしたら、手に適量の洗顔料を取り出してよく泡立てます。泡が少なかったり弾力が足りなかったりすると手で肌をこすってしまい、負担をかけてしまうので注意が必要です。

デリケートな肌を刺激しないためにも、しっかり泡立てましょう。手を逆さにしても落ちないほどのきめ細かい泡を作るのがポイントです。

泡立てるのが面倒な場合は、泡タイプの洗顔料を使いましょう。固形石けんやフォームタイプの場合は、泡立てネットを使うと簡単に泡立てられて便利です。

3.こすらずにやさしく洗う

洗顔料を泡立てたら、顔を洗っていきます。額、鼻、あご、両頬に洗顔料をのせ、泡を転がすようなイメージでくるくると動かして洗います。手でこすらずに、たっぷりの泡を使ってやさしく顔を洗いましょう。

手でゴシゴシこすって顔を洗うのはNGです。力を入れ過ぎないよう注意しましょう。

皮脂の多い額や細かい鼻のまわりは念入りに、指の腹を使って汚れを取り除きましょう。

なお、正しい洗顔方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせて参考にして、デリケートな肌をきれいに洗い上げましょう。

そのニキビ、敏感肌のせいかも。ニキビができる原因と対策法

4.ぬるま湯でしっかりすすぐ

洗顔料の泡で汚れを落とした後は、ぬるま湯でしっかりすすぎます。このとき、シャワーの水圧も刺激になってしまうので、直接シャワーを顔に当てるのではなく、手で水をすくい取ってていねいに洗い流すのがポイントです。

また、洗い残した洗浄成分は、皮膚にとって刺激になってしまうことがあります。髪の生え際やフェイスラインはすすぎ残してしまうことが多いため、念入りに洗いましょう。

5.タオルでやさしく拭き、洗顔後はすぐに保湿をする

顔を洗い終わったら、タオルでやさしく押さえて水分を拭き取ります。

このときも、タオルでゴシゴシ肌をこするのはNGです。敏感肌の方はできるだけ柔らかく、吸水性のよいタオルを使って、肌に負担をかけないようにしましょう。

洗顔後は肌が乾燥しやすい状態になっているため、すぐに保湿することが大切です。5分以内を目安に保湿するように心がけましょう。

洗顔後のスキンケアは、まず化粧水で肌を整え、乳液やクリームを塗ってうるおいを閉じ込めるのが原則です。化粧水だけでは、肌から水分が蒸発してしまいます。化粧水の後には、必ず乳液やクリームを組み合わせて使いましょう。

保湿剤を塗るときも、肌をこすらないように気を付けましょう。保湿剤は皮膚にていねいに塗り伸ばしてから、手でやさしく押さえるとなじみやすくなります。

 

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洗顔の前はクレンジングでやさしくメイクを落とすことも大事


メイクをしているときは、洗顔の前にクレンジングを行うことも大切です。ここでは、クレンジングの選び方や洗い方、特に敏感肌の方に気を付けてほしいポイントを解説します。

クレンジングの選び方

クレンジングはいくつかの種類がありますが、今回紹介するのは次の5つです。

・オイルタイプ
・バームタイプ
・ジェルタイプ
・クリームタイプ
・ミルクタイプ


種類ごとに油分の量や洗浄力が異なるため、自分の肌タイプに合ったクレンジング料を選ぶようにしましょう。また、パッチテストで安全性を確認している製品もあるため、選ぶ際の参考にするのもおすすめです。

それでは、それぞれ詳しく解説します。

オイルタイプ

オイルタイプは油分が多く配合されており、洗浄力が高めです。素早くメイクを落とせるので、しっかりメイクをした日のクレンジングに向いています。洗浄力が強い分、皮脂も洗い流されやすいため、肌の乾燥には気を付けましょう。

また、肌質によっては油分でニキビができやすくなる可能性があります。気になる方は、ニキビができにくい処方で作られたノンコメドジェニックテスト済みの製品を選ぶとよいでしょう。

バームタイプ

オイルを固形状にしたバームタイプも、洗浄力が高いクレンジングです。はじめは固形ですが、体温で温められると柔らかくなり、オイル状に変化します。メイクなじみが早く、こすらずにメイクや汚れを素早く落とせるのが特徴です。

ジェルタイプ

ジェルタイプは、水性タイプと油性タイプの2種類に分けられており、どちらも洗浄力は比較的マイルドです。水性タイプは洗い終わるとすっきりとした肌触りになります。水性タイプと比べて油分タイプはしっとりとした洗い心地で、肌への摩擦も抑えられるのが魅力です。アルコールを含んでいる物もあるので、アルコールで肌が荒れてしまう方は購入前に確認しましょう。

クリームタイプ

クリームタイプは適度な油分が配合されており、乾燥しにくくべたつきにくい、程よいしっとり感を感じやすいクレンジングです。摩擦による肌への刺激を抑えられるため、敏感肌の方にもおすすめできます。

ただし、クリープタイプでのクレンジングは、ほかの方法と比べてやや時間がかかります。メイクの油分としっかりなじませる必要があり、また、ていねいにすすぎ落さなければいけません。

ミルクタイプ

ミルクタイプは肌への負担が少なく、敏感肌の方にもおすすめのクレンジングです。とろみのあるテクスチャで滑らかに伸びていきます。洗浄力が穏やかなため、ナチュラルメイクのときに適しています。ジェルタイプ同様、アルコールを含んでいるものもあるので、アルコールで肌が荒れてしまう方は成分を確認しましょう。

紹介したクレンジングの種類のほかには、拭き取りタイプ(シートタイプ)が挙げられます。直にメイクをふき取るため、摩擦が肌への刺激になりやすいです。時間がないときや、災害時、持ち運びなどには便利ですが、肌の状態を見ながら使用しましょう。

クレンジングの方法


日々のクレンジングでは、できるだけ肌の負担にならないような方法で行うことが大切です。次に挙げる方法を意識してメイクを落としましょう。

ポイントメイクを先に落とす

アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクは、比較的肌にフィットしやすい成分で作られているため、洗浄力が控えめなクレンジングでは落としきれない可能性があります。

とはいえ、洗浄力が高いクレンジングは避けたい方には、ポイントリムーバーをおすすめします。顔全体のクレンジングの前に使用しましょう。リップなら不純物の少ない白色ワセリンで落とすのもおすすめです。

クレンジングの量に注意する

クレンジング料が少ないと、肌やメイクになじませるときに摩擦が起きやすくなります。製品ごとに推奨されている使用量を守って使用しましょう。適量を使うことで肌なじみがよくなり、メイク残しも防げます。

やさしくなじませる

メイクをしっかり落とそうとして、強い力でゴシゴシこするのは控えましょう。Tゾーンなど皮脂の多い部分からクレンジング料をやさしくなじませていきます。顔全体に行き渡ったら、ぬるま湯で洗い流します。40度を超えるお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまうので注意しましょう。

 

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まとめ

敏感肌の方は洗顔しただけでピリピリしたり赤くなったりしやすいので、きめ細やかなスキンケアを心がけましょう。
ヒリヒリするからといって、洗顔をおろそかにするのはNGです。肌に古い角質や皮脂、汚れが残っていると、肌トラブルを引き起こしやすくなります。敏感肌にやさしい洗顔料を選んで、健やかな肌を目指しましょう。

肌にやさしいスキンケアシリーズ【ユースキン シソラ】

 
バリア機能が低下しがちな敏感肌におすすめなのが、ユースキン シソラです。昔からさまざまな機能があることが知られている“しそ”のうるおす力に着目して開発したのがシソラ。肌をうるおし、肌荒れを防ぐ低刺激性スキンケアシリーズなので、ピリピリ刺激を受けやすい敏感肌にもお使いいただけます。

シソラシリーズは「洗う」「うるおす」「守る」の3タイプ。「洗う」タイプには、肌のうるおいをまもってやさしく洗い上げるボディシャンプーと洗顔にぴったりのソープの2種、「うるおす」タイプには、顔やからだの保湿におすすめのクリームとローションの2種があり、チューブ・ポンプ・ボトルタイプから選べます。そして「守る」タイプには、毎日の紫外線から肌を守るUVミルクがあります。すべての製品が、無香料・無着色・低刺激処方です。

詳しくは、ユースキン シソラ ブランドサイトで。


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