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肘がカサカサする……原因や改善方法を紹介

肘がカサカサする……原因や改善方法を紹介

気づいたら肘が乾燥して白っぽく、カサカサ……なんてことはありませんか? 特に空気が乾燥する秋から冬にかけては、肘のカサつきが目立ちやすくなります。また、夏場は薄着になるため乾燥したひじが人目に付きやすくなります。放置すると、ひび割れやかゆみの原因になることもあるため、早めのケアが大切です。
今回は、肘がカサカサする原因や、カサつきの改善・防止方法を紹介します。肘の乾燥対策に効果的な成分についても解説するため、 適切なケアでしっとり滑らかな肘を目指しましょう。
記事公開日:2025年4月23日


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肘がカサカサする原因

肌のうるおいを保つために、皮脂腺から分泌される皮脂は、水分が蒸発するのを防いだり、外部刺激から守ったり重要な役割を果たしています。

しかし、肘には皮脂腺がほとんどなく、皮脂の分泌が極端に少ない部位であるため、乾燥しやすく、カサカサになりやすいのです。特に、冬場やエアコンの効いた環境では、空気の乾燥によってさらに水分が奪われ、カサつきが悪化しやすくなります。

さらに、肘は日常的に刺激を受けやすい部位でもあります。例えば、頬杖をついたり、机や椅子の肘置きに繰り返し当てたりすることで摩擦が生じ、皮膚に負担がかかります。この刺激に適応しようと、皮膚の角層が徐々に厚く硬くなり、水分が浸透しにくくなるのです。

そうすると、肘の乾燥が進み、カサカサとした質感になってしまいます。

 

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肘のカサカサを防止する方法

肘の乾燥を防ぐには、外側からのスキンケアと、内側からのケアの両方が重要です。

ここでは、肘の乾燥対策として「スキンケア」「食生活」「運動」「睡眠」の4つのポイントに分けて解説します。

肘のケアをする

肘がカサカサする場合、まずは厚く硬くなった角質を除去し、しっかりと保湿することが大切です。

ただし、角質除去の際にゴシゴシとこするのはよくありません。皮膚を傷付けることで肌のバリア機能が低下し逆に乾燥を悪化させたり、肌にダメージを与えたりする原因になります。

適切な肘のケアの方法を紹介します。

1.入浴時に湯船に浸かって肌を柔らかくする
2.柔らかい素材のボディタオルなどを使って、肘をやさしく洗う
3.お風呂上がりはすぐに保湿をして乾燥を防ぐ

特に入浴後の保湿がカギです。スキンケアをする際に化粧水や乳液を肘になじませると、うるおいを補えます。

また、スペシャルケアとして週に1回、専用のスポンジやスクラブを使った角質ケアを取り入れるのもおすすめです。ただし、やり過ぎると肌を傷つけ、さらに硬くなってしまう可能性があるため、注意しましょう。

角質ケアを行った後は、ていねいに保湿して乾燥を防ぐことが大切です。

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食生活を見直す

肘の乾燥を防ぐには、食生活の見直しも重要です。肌のうるおいを保つ栄養素をしっかりと摂りましょう。

乾燥対策におすすめの栄養素と含まれる食材としては、下記があげられます。

栄養素:含まれている食材
・タンパク質:肉類、魚類、卵、乳製品、大豆製品 など
・オメガ3系脂肪酸:青魚、アマニオイル、エゴマ油 など
・ビタミンA:レバー、卵、うなぎ、にんじん、ほうれん草 など
・ビタミンB群:レバー、うなぎ、卵、納豆 など
・ビタミンE:アボカド、ナッツ類、ごま、大豆製品 など
・ビタミンC :セロリ、赤ピーマン、じゃがいも、イチゴ、キウイ など
・亜鉛:肉類、うなぎ、牡蠣、海藻 など

また、ファストフードやインスタント食品の食べ過ぎには注意しましょう。これらの食品には、肌の新陳代謝に必要なビタミンB群を消費してしまう成分が多く含まれています。

バランスの良い食事を意識し、栄養素をしっかりと摂るよう心がけましょう。

運動をする

運動習慣を取り入れることも、肘の乾燥対策に役立ちます。運動をすると血液の流れが良くなり、肌に必要な栄養を届けやすくなるため、肌のうるおいを保ちやすくなります。

逆に、運動不足は血行不良を招き、皮膚のターンオーバーが乱れる原因になります。皮膚のターンオーバーが乱れると、古い角質が剥がれにくくなり、肘の乾燥やゴワつきが悪化するため注意が必要です。

血流を良くし、肌の再生をサポートするためにも、定期的に体を動かして血行不良を防ぎましょう。

下記のような有酸素運動は、血流を促進し、肌の新陳代謝を活発にする効果が期待できるため、肘の乾燥対策にぴったりです。

・ウォーキング
・軽いジョギング
・水泳
・エアロバイク など

特にウォーキングは日常生活に取り入れやすく、初心者にもおすすめです。忙しくて運動の時間が取れない方も、エスカレーターを使わず階段を使う、通勤時に1駅分歩くなど、日常の中で意識的に体を動かすことを心がけましょう。

運動を習慣化し、体の内側からうるおいを補給することで、健康的で乾燥しにくい肌を目指せます。

十分な睡眠をとる

睡眠の質を高めることで、肘の乾燥対策につながります。なぜなら、入眠後3時間は皮膚のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌されるといわれているからです。深い眠り(ノンレム睡眠)のときに分泌されるため、十分な睡眠をとることを心がけましょう。

スムーズに入眠するためのポイントを紹介します。

・寝る1時間前はスマホやテレビを控える

スマートフォンやテレビの画面から発せられる光は脳を覚醒させ、睡眠の質を低下させる可能性があります。就寝前はなるべくデジタル機器から離れ、読書やストレッチなどリラックスできる時間を取り入れましょう。

・カフェインの摂取を控える

カフェインには覚醒作用があります。寝る前はカフェインを含む飲み物は避けるのがおすすめです。

・入浴で体温調節をする

人の体は、体温が下がるときに眠気を感じるようにできています。そのため、就寝の2~3時間前にぬるめのお湯に浸かり一度体温を上げ、寝るタイミングにちょうど下がるようにすることで眠りやすくなります。

また、ぬるめのお湯は副交感神経を優位にし、リラックス効果を高めるため、自然と寝つきがよくなる効果も期待できます。

 

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肘のカサカサにおすすめの成分

肘のカサカサをケアするためには、保湿や角質ケアに効果的な成分を選ぶことが大切です。ここでは、乾燥を防ぎ、しっとり滑らかな肌へ導くおすすめの成分を紹介します。

グリセリン

グリセリンは、優れた保湿力を持つ成分で、水分を引き寄せて肌に閉じ込める保水作用があります。そのため、乾燥しやすい肘のうるおいを保つのに効果的です。

さらに、グリセリンには下記のような働きもあります。

・角層にうるおいを与え、やわらかく整える
・皮膚のバリア機能を補強する作用

グリセリンは、硬くなりがちな肘の肌にうるおいを与え、皮膚のバリア機能を補強して肌の水分を逃さないように保護するのに役立ちます。

「肌が乾燥しているな」と感じた時など、日常的な保湿ケアに取り入れるとよいでしょう。

尿素

尿素は水分を保持するだけでなく、角質を柔らかくする働きがあるのが特徴です。特に、硬くなった角層を柔らかくし、ゴワつきやザラつきを改善したいときに適しています。

ただし、下記のような場合は使用を控えましょう。

・皮膚がむけている
・傷がある
・炎症を起こしている

これらの状態で尿素を使うと、刺激を感じやすくなることがあるため注意が必要です。

ワセリン

ワセリンは、皮膚の表面に保護膜をつくり、水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

ワセリン自体に水分を与える作用はありませんが、うるおいを閉じ込める役割を果たすため、グリセリンなどの保湿剤を塗ったあとに重ねると、より効果的に保湿できます。

また、皮膚への刺激が少なく、傷やひび割れができている場合でも使いやすいのが特徴です。

ビタミンE

ビタミンEは、血行を促進し、皮膚のターンオーバーを整える働きがある成分です。血流がよくなることで肌に必要な栄養が届きやすくなり、乾燥しにくい健やかな状態を保つのに役立ちます。

ビタミンEは、スキンケアアイテムや軟膏に配合されていることが多く、肘などの保湿ケアとして取り入れやすいのが特徴です。特に乾燥が気になる部分には、ビタミンE配合のクリームを使ってケアすると、より効果的にうるおいをキープできます。

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まとめ

肘は皮脂の分泌が少なく、また摩擦による刺激を受けやすいため、乾燥しやすい部位です。放置すると角層が厚くなり、カサカサした状態が悪化し、ひび割れなどが生じる恐れもあります。

肘の乾燥対策には、不要な角質をやさしく除去し、しっかりと保湿することが大切です。食事で内側から栄養を補う、定期的な運動で血行を促進する、睡眠の質を高めて皮膚のターンオーバーを整えるなどの生活習慣の改善も役立ちます。

日々のケアを習慣にし、乾燥に悩まされない肘を目指しましょう。

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