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皮膚のターンオーバーとは?乱れる原因と美肌のための整え方

皮膚のターンオーバーとは?乱れる原因と美肌のための整え方

美肌づくりに重要な役割を担っているのが、皮膚のターンオーバーです。皮膚のターンオーバーが乱れると毛穴の開きなどの肌トラブルの原因となるため、美肌を目指すならターンオーバーを整えなければなりません。


今回は、皮膚のターンオーバーが乱れる原因と整える方法について解説します。



この記事は約6分で読み終わります。

皮膚のターンオーバーとは?


皮膚のターンオーバーとは、肌の細胞が生まれ変わる仕組みのことをいいます。皮膚は一定の周期で新しい皮膚が生まれ、古い皮膚が剥がれるというプロセスを繰り返しており、それを皮膚のターンオーバーと呼んでいるのです。 肌は大きく「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で成り立っており、皮膚のターンオーバーが起きているのは肌表面にある「表皮」の部分です。 表皮は、さらに外側から「角層」「顆粒(かりゅう)層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」の4つの層に分けられます。

皮膚のターンオーバーのプロセスは下記の通りです。

表皮の一番内側の基底層で新しい細胞が生まれる。
 ↓
新しく生まれた細胞が分裂しつつ徐々に角層に向かっていく。
 ↓
新しい細胞が角層に向かっていく過程で、古い細胞が押し上げられていく。
 ↓
古い細胞が角層に達し、剥がれ落ちる。

 

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皮膚のターンオーバーが乱れるとどうなる?

皮膚のターンオーバーは一定の周期で行われていますが、ターンオーバーの周期は何らかの要因で早まったり、逆に遅くなったりして乱れることがあります。

皮膚のターンオーバーが乱れると、

・表皮に古い角質が溜まりやすくなる
・保水機能が未熟な角質細胞ができてしまう


などの影響が生じます。

その結果、皮膚のバリア機能が低下するなどして、肌トラブルが起こりやすくなるのです。

皮膚のターンオーバーが乱れることで引き起こされる肌トラブルには、下記のようなものがあります。

・シミ、そばかす
・ニキビ跡
・毛穴の開き
・肌のざらつき
・くすみ など

 

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皮膚のターンオーバーが乱れる原因


ここでは、皮膚のターンオーバーが乱れる主な原因について紹介します。

間違ったスキンケア

スキンケアの中でも、特に注意したいのが洗顔です。洗顔の仕方次第では本来剥がれ落ちるべき角質が肌に長くとどまったり、逆に剥がれ落ちるべきでない皮膚を剥がしてしまったりします。

例えば、クレンジングや洗顔できちんと汚れが落ちていないと、古い角質が剥がれ落ちずに肌に残ってしまい、それが毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを招きます。メイクをしているのにクレンジングを使わず洗顔料のみで洗っている、洗い方が不十分な場合は汚れが残る原因となるため注意しましょう。

また、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使用する、洗顔時にゴシゴシと力を入れて洗う、頻繁にピーリングを行うなど肌に強い刺激を与える行為は、皮膚のターンオーバーを促進させてしまい、それも肌トラブルにつながるため避けましょう。

乾燥や紫外線などの外的刺激

乾燥や紫外線などの外的刺激も皮膚のターンオーバーを乱す原因となります。

外的刺激を受けると、肌内部を守ろうとして皮膚のターンオーバーが早まるため、保水機能が未熟な角質細胞ができてしまいます。したがって、乾燥しやすくバリア機能の弱い肌になってしまいます。その為、肌のキメが乱れてしまい、肌のツヤが失われやすくなってしまうのです。

また、外的刺激を受けると、肌を守ろうとして角質も厚くなり、くすみや肌のごわつきなどの肌トラブルにつながります。

季節を問わずエアコンの効いた室内に長時間いる方や、「短時間だから……」と日焼け止めを塗らずに外出するのが習慣になっている方は要注意です。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れも、皮膚のターンオーバーを乱す原因となります。

・睡眠がしっかりとれていない

皮膚のターンオーバーを整えるのに必要な成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。睡眠がしっかりとれていないと、成長ホルモンの分泌量が低下して皮膚のターンオーバーが乱れやすくなるのです。

・栄養バランスが偏っている

肌の細胞を作るのに必要な栄養が不足すると、新しい細胞を作るのが妨げられ、皮膚のターンオーバーの乱れにつながります。

・ストレスが多い

ストレスが多いと、自律神経の乱れにつながり、それが皮膚のターンオーバーの乱れを招く要因となります。仕事が忙しいなどの理由でストレスを抱えている方は注意しましょう。

・運動不足

運動が不足すると血液の流れが悪くなり、肌に必要な栄養が十分に運ばれにくくなります。




 

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皮膚のターンオーバーを整える方法


乱れている皮膚のターンオーバーは、スキンケアや生活習慣、食事などを見直すことで改善が見込めます。 皮膚のターンオーバーを整えるためにどんなことができるのか、具体的にみていきましょう。

肌に負担のないクレンジング・洗顔をする

メイクや皮脂などの汚れはしっかりと落とす必要がありますが、だからといって洗浄力が強すぎるクレンジングや洗顔料を使うと肌に負担となります。クレンジングや洗顔料は、肌にやさしいタイプのものを使いましょう。

クレンジングと洗顔のポイントは下記の通りです。

・クレンジング

メイクが残らないように、クレンジングでていねいに汚れを落としましょう。ウォータープルーフのマスカラなどを使用している場合は、専用のリムーバーで先に落としておくと肌への負担を最小限に抑えつつ、しっかりとメイクを落とせます。

メイクはきちんと落とす必要はあるものの、ゴシゴシとこするのはNGです。クレンジングをやさしくなじませて、力を入れずに落としましょう。

・洗顔

洗顔料はしっかりと泡立てて、泡で洗うのがポイントです。よく泡立てると、力を入れなくても皮脂などの汚れがきちんと落ちます。その後、すすぎ残しがないように洗い流しましょう。

クレンジングも洗顔も、すすぎは熱いお湯ではなく、ぬるま湯を使用します。

保湿を心がける

洗顔後はすぐに保湿して、肌の乾燥を防ぎましょう。

まずは化粧水をたっぷりと使用して、肌に水分を与えます。一度にたくさんの量を肌に付けるのは難しいため、重ね付けするのもおすすめです。

化粧水を肌になじませる際は、強くパッティングするのは避けましょう。肌に刺激を与えないように、やさしくなじませます。

肌に水分を与えたら、油分を含んだ乳液やクリームを肌になじませて補った水分が逃げないようにフタをしましょう。ベタつくのが嫌だからと乳液やクリームを付けないと、せっかく肌に与えた水分が蒸発してしまうため必ず使用しましょう。

必要に応じて肌の悩みに合わせた美容液を取り入れるのもおすすめです。基本的に美容液は化粧水のあと、乳液やクリームの前に使用しますが、製品によっても使用方法は異なります。パッケージの使用方法を確認の上、使用しましょう。



紫外線対策をする

皮膚のターンオーバーを整えるには、紫外線対策をしっかりと行うのも大切です。ちょっとした外出でも日焼け止めを使用し、紫外線から肌を守りましょう。

活動シーン別の日焼け止めの選び方は下記の通りです。

活動シーン SPF PA
日常生活における散歩や市街地での買い物 SPF10~20 PA+~++
短時間の屋外スポーツやレジャー SPF20~40 PA++~+++
炎天下での長時間の外出やマリンスポーツ SPF30~50+ PA+++~++++


  日焼け止めのほかに、帽子や日傘、サングラスなどの日焼け対策グッズも活用しましょう。

紫外線は季節や天候を問わず、降り注いでいます。「冬だから」「曇りだから」と油断するのではなく、1年中、紫外線対策が必要です。

栄養バランスが整った食事を摂る

皮膚のターンオーバーを整えるには、栄養バランスの良い食事も大切です。タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく摂りましょう。

特に意識して摂りたいのは、タンパク質、ビタミンB群、食物繊維、亜鉛です。それぞれの栄養素の役割と多く含まれている食材を紹介します。

栄養素 役割 含まれている食品
タンパク質 肌細胞をつくるもととなり、肌のうるおいを保つコラーゲン、エラスチンの材料になる 牛すじ、卵、納豆、牛乳 など
ビタミンB群 皮膚や粘膜の代謝を促し、皮膚や粘膜の健康をサポートする レバー、豚肉、ウナギ、カツオ、マグロ など
食物繊維 腸内環境を整えて美肌をサポートする ごぼう、オクラ、モロヘイヤ、わかめ など
亜鉛 肌の生まれ変わりを促して皮膚のターンオーバーを整える 牛肉、レバー、卵黄、牡蠣、チーズなど

ターンオーバーを促してくれる成長ホルモンは、入眠から3時間の間に多く分泌されるといわれています。睡眠中に目が覚めてしまわないように、部屋を暗くしてから寝るなど工夫しましょう。

スマートフォンやパソコンの画面から出るブルーライトは、スムーズな入眠を妨げるとされているため、寝る前にスマートフォンやパソコンの操作は控えるのがおすすめです。

適度に運動をする

軽い運動でも良いので定期的に体を動かして、血流アップを目指しましょう。無理して負荷の大きな運動に取り組んでも、続かなければ意味がありません。

軽いウォーキングなどから始めて、まずは継続することを目標にするのがおすすめです。

 

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まとめ

日常生活の何気ない習慣が皮膚のターンオーバーの乱れを引き起こしている可能性があります。肌の調子が悪いときは、日頃のスキンケアや食事、睡眠を見直すことが大切です。

皮膚のターンオーバーを整えて、肌を良好な状態にし、美肌を目指しましょう。

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