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日焼け止めで肌荒れが起きるのはなぜ?適切な予防策を紹介

日焼け止めで肌荒れが起きるのはなぜ?適切な予防策を紹介

日差しが強くなる時期は日焼け止めが欠かせません。しかし、日焼け止めを塗っても、ニキビができてしまったり、肌がゴワゴワしてしまったりなどの肌荒れがみられると、このまま使い続けてもいいのか気になるところです。そこで今回は、日焼け止めで肌荒れが起きる原因や予防法について解説します。


この記事は約6分で読み終わります。

日焼け止めで肌荒れが起きてしまう原因


日焼け止めの選び方や間違ったスキンケアを続けていると、紫外線を防ぐどころか、かえって肌荒れを招く恐れがあります。まずは、日焼け止めで肌荒れが起きてしまう原因を解説します。

配合成分が肌に合っていない

日焼け止めに含まれている配合成分が肌に合っていない場合、肌荒れを引き起こしやすくなります。特に日焼け止めを塗った箇所や周辺に赤みがみられたり、ピリピリとした感覚があったり、かゆみが生じる場合は配合成分が肌質に合っていないサインです。

症状に個人差はありますが、主に下記の成分によって刺激を感じることがあるので注意しましょう。

紫外線防止剤

紫外線防止剤には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。それぞれの違いを知り、肌荒れ対策に活かしましょう。

【紫外線吸収剤】
紫外線吸収剤は紫外線を肌表面で吸収し、化学反応によって熱や赤外線などに変えるはたらきがあります。紫外線が肌の内部まで侵入しないように、肌表面で食い止めて熱などのエネルギーに変えているのです。

紫外線吸収剤は透明性が高く、日焼け止めを肌に塗っても白浮きしないメリットがあります。また、伸びが良いので塗りやすく、汗によって崩れにくいのもポイントです。

・代表的な成分:メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイン安息香酸ヘキシルなど

【紫外線散乱剤】
紫外線が肌に届かないように紫外線散乱剤(パウダー)が物理的に肌を覆い、紫外線を反射・散乱させるはたらきがあります。つまり、肌に塗った日焼け止めがUVカットの膜をつくって、肌を保護しているのです。

・代表的な成分:酸化チタン、酸化亜鉛など

上述した2種類の配合成分が肌に合わなかった場合、肌が乾燥してつっぱったり、かゆみが生じたりする可能性があります。特に紫外線吸収剤は、肌に塗った吸収剤と紫外線が化学反応を起こして紫外線を吸収するため、肌が敏感な方や体質によっては刺激となるケースがあります。

そのため、肌への刺激が気になる場合は、紫外線吸収剤フリーで紫外線散乱剤のみを使用した日焼け止めがおすすめです。

アルコール(エタノール・エチルアルコール)

さっぱりとした使用感の日焼け止めには、アルコールが含まれているものもあります。スキンケア用品においてアルコールと呼ばれるものは、一般的に「エチルアルコール(エタノール)」のことを指します。

また、エタノールには水や油に溶けにくい成分や香料などを溶かして均一に混ぜるはたらきがあるため、スキンケア用品に配合されることが多い成分です。そのほか、アルコールの配合目的は下記の通りです。

・肌に残った皮脂や汚れを取り除く
・肌を引き締める(収れん)
・防腐効果
・清涼感

アルコールが蒸発する際に熱を奪う作用があるため、日焼け止めに加えるとひんやりとした爽快感が得られます。

ただし、人によってはアルコールを含む製品を使用すると、肌への負担となり乾燥したり、刺激を感じたりする場合があります。日焼け止めを塗って肌荒れが気になる方は、アルコールフリーのものを選ぶとよいでしょう。

日焼け止めをしっかり落とし切れていない

洗顔でしっかりと日焼け止めが落とし切れていない場合、肌トラブルを引き起こしやすくなるため注意が必要です。日焼け止めには水で落ちにくくする成分が含まれていることもあり、普段どおりの洗顔では汚れが残ってしまう可能性があるのです。

また、日焼け止めが肌に残っていたりすると、毛穴が詰まってニキビができやすくなるといった肌荒れの原因になりかねません。今まで肌の悩みと無縁だった方でも、蓄積された洗い残しによって肌荒れが引き起こされる恐れがあります。

特に、ウォータープルーフの日焼け止めは汗や水に強い分、しっかりと洗い流す必要があります。落ちにくい日焼け止めを使用した場合はクレンジング剤でしっかり落とすなどして肌荒れを予防しましょう。

 

 

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日焼け止めによる肌荒れを防ぐための方法


紫外線から肌を守るために日焼け止めを塗っていても、肌荒れを引き起こしてしまったら本末転倒です。ここでは日焼け止めによる肌荒れを防ぐ方法を紹介します。

肌に合う日焼け止めを使う

肌荒れが気になる方は、肌に合う日焼け止めを選ぶことが大切です。また、肌への負担を軽減するために低刺激な製品を選ぶと良いでしょう。低刺激な製品にはパッケージに下記のような表記が記載されていることが多いので確認してみましょう。

・低刺激性
・無香料・無着色
・アレルギーテスト済み

※アレルギーテスト済みの日焼け止めとはいえ、すべての方に皮膚刺激が起きないわけではないため注意が必要です。

また、乾燥肌や敏感肌の方は皮膚のバリア機能が低下している状態のため、肌のうるおいを保つために保湿成分を含む日焼け止めを選ぶことをおすすめします。適度な油分を含むミルクタイプやクリームタイプのものがよいでしょう。

 



肌に負担がかからないクレンジングをする

肌荒れを防ぐために、肌に負担が少ないクレンジングを使用するのもポイントです。また、フェイスラインや小鼻周りは日焼け止めの落とし忘れが多い部分なので、クレンジングでしっかりと汚れを浮かせていきましょう。

このとき、力加減には注意が必要です。日焼け止めを落とそうとゴシゴシ洗うと、肌に摩擦を与えてしまいかねません。皮膚のバリア機能が低下する原因となるため、優しくていねいに洗いましょう。

また、熱いお湯ですすぐと必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌のうるおいが奪われてしまいます。肌の乾燥を防ぐためにも、ぬるま湯ですすぎましょう。 クレンジング剤や洗顔で日焼け止めを落とした後は、化粧水や乳液などを使用して肌を保湿しましょう。

 

 

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【注意】去年使った日焼け止めが肌荒れにつながることがある?


日焼け止めを塗る際、「去年の使い残しを使ってもいいのだろうか……」と気になる方もいるかもしれません。 しかし、肌に使用するものなので、日焼け止めに限らずスキンケア用品はなるべく早く使い切ることをおすすめします。開封後に時間が経過している場合は、下記の点をチェックしましょう。

・異臭はしないか
・変色していないか
・中身が変質していないか(固まっていたり、分離していたりするなど)


使用する際は上述したチェック項目を確認したうえで、少量ずつ様子を見ながら使用しましょう。ただし、古い日焼け止めを使用して赤みやかゆみ、腫れなどの肌トラブルがみられたときは、使用を中止し医療機関を受診しましょう。

 

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まとめ

日焼け止めで肌が荒れてしまったときは、自分の肌に合う物や低刺激な製品を選んだり、肌に日焼け止めの成分が残らないようにしっかり落とすことを心がけましょう。

また、開封から時間がたっている日焼け止めを使用するときは、匂いや色などに異変がないか必ずチェックすることが大切です。肌に赤みやかゆみなどの肌トラブルがみられた際は、使用を中止し病院へ受診することをおすすめします。

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