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肌がかゆい!かゆみの原因がインナーである場合の対処法

肌がかゆい!かゆみの原因がインナーである場合の対処法

冬の寒さを乗り切るために、吸湿発熱素材のインナーを着る方も多いのではないでしょうか。一枚着ていると、暖かさが違いますよね。
しかし、インナーの素材が原因で肌にかゆみが出てしまうケースもあるようです。下着のゴム跡がかゆくなった経験もあるかもしれません。
この記事では、インナーや下着でかゆくなる原因と対処法について紹介します。かゆみを気にせず快適に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。


この記事は約7分で読み終わります。

かゆみの原因


かゆみに対処するためには、まず原因が何にあるのかを確認しましょう。原因によって対処すべきポイントが異なり、間違った対処法を選ぶと、かえってかゆみが悪化してしまう場合があります。

かゆみの原因は、主に「ゴムなどによる物理的な外部刺激」と「吸湿発熱素材による肌の乾燥」の2種類が挙げられます。

ここでは、かゆみを起こす2つの原因について紹介していきます。

ゴムなどによる物理的な外部刺激

下着のゴムの締め付けや、ムレのせいでかゆみが気になったことはありませんか?インナーでかゆみが起きる原因は、ゴムなどによる物理的な外部刺激で肌がダメージを受けるためです。

見えないお洒落を楽しみたいとき、かわいいデザインの下着を着用する方もいるでしょう。しかし、中にはデザイン重視で通気性が悪かったり、肌に刺激を与えてしまう素材を使っていたりすることがあります。スタイルを保つための補正下着も締め付けが強いですよね。

このようにピッタリとした下着を着けると、肌に物理的な刺激が加わることでかゆみが発生することがあるようです。さらに、汗や衣類に残る洗剤の影響も考えられます。

ゴムのほかにも、物理的な外部刺激となるものは複数挙げられます。例えば以下のような、どの衣類にもついている縫い目や、素材の特徴を記したタグなどです。

・ブランドネームタグ
・洗濯表示タグ
・飛び出た縫い目
・硬い縫い目
・刺繍など

ゴムと同じく小さなものであっても、人によってはかゆみを引き起こす物理的な外部刺激となることがあります。いずれにしても、着たときにチクチクしたりゴワゴワしたりする違和感のある衣類は避けると良いでしょう。刺繍も裏側にあて布がされていない場合は、縫い目と同じく刺激を感じることがあります。

また、洗濯表示タグはついつい切り取ってしまいたくなりますが、捨ててしまうと洗濯時の注意点が分からず衣類を痛める恐れがあります。どうしても切りたい場合は、切り取ったタグを保管しておくか、スマホやカメラで写真を残しておくと安心です。最近はタグのない肌着も増えているので、肌に直接触れる衣類だけでも、そのようなアイテムを選ぶのがおすすめの解決策です。

吸湿発熱素材による肌の乾燥

吸湿発熱素材による肌の乾燥にも気を付けましょう。吸湿発熱素材は肌の水分を吸収して発熱する素材で、レーヨンやポリエステル、アクリルなどの化学繊維から作られています。乾燥しやすい冬に肌から水分が奪われてしまうと、肌はかゆくなりやすい状況になります。

肌が乾燥していると刺激にも敏感になってしまうので、毛玉になりやすいポリエステルやアクリルを使用したインナーは、毛玉が肌の刺激になる場合もあるでしょう。

冬には欠かせないインナーですが、暖かくしすぎて熱がこもってムレると、かゆみの原因となってしまうことがあります。汗をかいても素材の性質上、吸収しきれない場合があるので、ムレやすくなってしまいます。

また、皮膚のバリア機能が弱まった部位に化学繊維が接触することで、接触性皮膚炎になる可能性もあるため、注意しましょう。
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かゆみの対処法


原因を回避するためには、対処法が必要です。かゆみは我慢するのが難しく、一度かきはじめると気になってしまう方もいるでしょう。そこで、ここからはかゆみの対処法を3つ紹介します。かゆみが気になる方は、ぜひ実践してみてください。

締め付けのないものに変える

かゆみは、下着のゴムの締め付けが原因で起こることがあります。ゴムの跡が赤くなってかゆい場合は、締め付けの緩いものに変えてみてはいかがでしょうか。
ゆったりとしたサイズの下着を選ぶと、肌への負担も軽減できるでしょう。

締め付けの緩い下着に変えることと合わせて、肌を清潔に保つことも大切です。汗をかいたらこまめに拭き取ったり、下着を交換したりしてください。汗をかきそうなときは、交換用の下着を持ち歩くようにしましょう。

硬い縫い目のインナーは避ける


硬い縫い目の箇所にかゆみを経験したことのある方は、肌刺激になりそうな縫い目のインナーをあらかじめ避けることも大切です。購入時に縫い目の固さをチェックして、フラットで肌にチクチクとあたりにくいインナーを選びましょう。

タグのない肌着のほかに、縫い目がないインナーも多く販売されています。もともとはアウターにラインが出にくくする目的で開発されたものですが、縫い目の刺激でかゆみが出る方にも最適です。縫い目をチェックせず、手軽に購入できるメリットもあります。

天然素材のものに変える

かゆみの対処法として、インナーの素材を変えることも有効です。化学繊維は、ポリエステルやレーヨン、アクリルなどから作られています。手ごろな価格で購入できるため、使用している方も多いのではないでしょうか。

また、冷感や発熱、速乾などの機能がそろっていると魅力的ですよね。しかし、化学繊維は一般的に、吸湿性が少なく静電気が発生しやすい素材です。吸湿発熱素材インナーを着るとき、「パチパチ」と静電気が起こる経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。特に冬は空気が乾燥しているため、静電気が起きやすい季節です。静電気によりかゆみが起きることもあるでしょう。

静電気によるかゆみが気になる方は、化学繊維ではなく、コットンを使用したインナーを選んでみませんか。コットン製なら、吸湿と放湿の調整ができるので乾燥しにくく、ムレにくいです。コットン自体が柔らかい素材なので、チクチクすることもありません。化学繊維に比べて静電気も起きにくい天然素材のインナーへの変更もおすすめです。

生活習慣を見直す


皮膚のバリア機能には、外部の刺激から体を守る役割があります。肌の乾燥などが原因で皮膚のバリア機能が弱っていると、少しの刺激でもかゆみを感じることがあるかもしれません。かゆみを防ぐには、皮膚のバリア機能を低下させる生活習慣を改善することが大切です。

そこで、お風呂の入り方について振り返ってみましょう。もし、普段熱いお風呂に入っている場合は、肌の乾燥を防ぐためにお湯の温度は40℃以下に設定してください。

夏なら40℃以下でも快適に入れますが、冬は外気の温度が低いため、寒さを感じてしまう方もいるでしょう。だからといって、お湯の温度を上げてしまっては、肌を乾燥させてしまいます。寒さが厳しいときは、浴室暖房などを効率良く使って、浴室を温めながら入浴しましょう。

また、体を洗うときは肌をゴシゴシこすらないようにしましょう。ゴシゴシ洗いは、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性があります。ゴシゴシ洗わなくてもしっかり汚れは落ちるので、安心してください。ボディソープや石けんをしっかり泡立ててから、泡でなでるように手でやさしく体を洗いましょう。洗い足りないと感じる方は、綿やシルクなどの天然素材を選んで使ってみてくださいね。
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かゆみを防ぐには全身の保湿を心がけよう


日ごろからお風呂上がりには、全身の保湿をしましょう。お風呂上がりの肌は乾燥しやすい状態なので、浴室から出たらなるべく早く保湿してください。

かゆい部分には市販のかゆみ止めを

かゆみがある部分にはかゆみ止めを塗りましょう。市販薬でも対処できることがあるので、かゆくてつらいときは試してみましょう。

インナーによる圧迫やムレはかゆみの原因になるので、かゆみに耐えられずかいてしまうこともあるでしょう。かいてしまうと余計にかゆくなり、悪循環に陥ってしまうこともあるかもしれません。

さらに、かきむしることで肌を傷付けてしまうと、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥がすすみます。かきむしるのが一番良くないので注意しましょう。

もし、手元にかゆみ止めがない場合は、かゆい部分を冷やすのも有効です。冷やすことで毛細血管が収縮し、かゆみが抑えられることがあります。冷やしたタオルやハンカチに包んだ保冷剤などで対応してみてください。

症状が改善しない場合は医師の診断を

下着を緩いものに変えたり、コットンのインナーを選んだりと、原因と思われるものを取り除いてもかゆみが治まらない場合は、医師の診断を受けてください。

症状が長引いているときの自己判断は良くありません。我慢したら良くなるかもしれないと放置しないようにしましょう。特に、長期間同じ状態が続いているときは要注意です。原因不明のかゆみが広がったり悪化していたりする場合など、小さな異変に気付いたら迷わず受診しましょう。
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まとめ

吸湿発熱素材のインナーや下着で肌がかゆくなるのは、下着のゴムの締め付けやムレが原因です。ゴムの物理的な刺激によってかゆみが生じてしまうので、ゆったりとした下着に変えてみるのもおすすめです。

また、吸湿発熱素材インナーによって起こる静電気にも注意してください。静電気が肌の刺激となりかゆみが発生するケースがあります。吸湿発熱素材インナーは、肌の乾燥も招きやすいのでかゆみの原因になってしまうことがあります。コットンなどの天然素材に変えることで、かゆみに対処できることもあるので、試してみてくださいね。

かゆみの原因でもある肌の乾燥を防ぐために、ぬるめのお風呂に入って、肌をやさしく洗うことも意識してみてください。お風呂から上がったらすぐに、しっかり保湿することも大切ですよ。

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